【茶葉】ブレンドの目的 [茶葉]
#蒲南茶荘がお届けする茶葉の具体的な特徴、
# ブレンドするメリット
#は具体的にどういったことなのか。
茶葉は農作物である以上、年によって"出来"が異なるのは
容易に想像できる。
加えて、毎年"出来"が異なる生葉を荒茶にする工程
(蒸す+揉む+乾かす)が複雑に入り組んでいる。
これが意味することは、同じAさんが作る
「去年の荒茶X」と「今年の荒茶Y」
は、ほぼ同じにはなり得ないという事実。
加えて、荒茶から仕上げ茶にする工程も存在する。
つまり、
「蒲南茶荘が販売したい茶葉のみをピンポイントでPickUP」
することはほぼ不可能。
仮にあったとしても、蒲南茶荘が好む「蒸した火の強い茶葉」
はそう多く存在しないために、絶対量が足りないし、
長い目で見て「同じ味」を継続するのが困難。
補足)
特に高級茶において、強く火の入れた茶葉は少ない。
理由は簡単、単価の高いお茶の火入れを失敗すれば、
茶葉を劣化させるだけでなく、損失も大きい。
そういった観点でも、蒲南茶荘のそれは
この業界の中でもかなり"レアな茶葉"といってもよい。
そこでこう考えてはどうだろう。
例えば、
「味がよい茶葉AとB、香気がよい茶葉Cをブレンド」
である。
こうすれば、作柄や出来、仕上げによる"誤差"をカバーできる上に、
ある程度の分量も見込める。
何より最大のメリットは、味に深みが増すこと、そう
『単品では満点でないような
何かを生かして何かを犠牲にしている特徴的な茶葉でも、
それらをブレンドすることで総合的に満点に近づける』
のである。
『ない部分を補うブレンド』
もちろん、その前に大切なコトを忘れてはいけない。
蒲南茶荘の味となりうる「特徴的な茶葉」を選定するコト。
そう、その作業がまさに"拝見"なのである。
ブレンドするモトとなる茶葉を選ぶこの作業、
間違いなく一番重要なのは言うまでもない。
熱湯を注ぎ、「茶葉の悪いところを見つけ出す」。
急須で飲むだけでは分からないような差異まで、
文字通り洗いざらし調べ上げ、
そして選び抜いているのだ。
補足)
蒲南茶荘では、静岡掛川/菊川産をメインに
数種類、多いものでは約10種類もの
茶葉をブレンドしている。
ちなみに、、、
拝見で茶葉を見極めるには、少なくとも10年くらいの
経験が必要と言われている。。。。
次
回
最
終
回。
#本日もとてもうれしい記事を発見☆
#いつも本当にありがとうございます♪
# ブレンドするメリット
#は具体的にどういったことなのか。
茶葉は農作物である以上、年によって"出来"が異なるのは
容易に想像できる。
加えて、毎年"出来"が異なる生葉を荒茶にする工程
(蒸す+揉む+乾かす)が複雑に入り組んでいる。
これが意味することは、同じAさんが作る
「去年の荒茶X」と「今年の荒茶Y」
は、ほぼ同じにはなり得ないという事実。
加えて、荒茶から仕上げ茶にする工程も存在する。
つまり、
「蒲南茶荘が販売したい茶葉のみをピンポイントでPickUP」
することはほぼ不可能。
仮にあったとしても、蒲南茶荘が好む「蒸した火の強い茶葉」
はそう多く存在しないために、絶対量が足りないし、
長い目で見て「同じ味」を継続するのが困難。
補足)
特に高級茶において、強く火の入れた茶葉は少ない。
理由は簡単、単価の高いお茶の火入れを失敗すれば、
茶葉を劣化させるだけでなく、損失も大きい。
そういった観点でも、蒲南茶荘のそれは
この業界の中でもかなり"レアな茶葉"といってもよい。
そこでこう考えてはどうだろう。
例えば、
「味がよい茶葉AとB、香気がよい茶葉Cをブレンド」
である。
こうすれば、作柄や出来、仕上げによる"誤差"をカバーできる上に、
ある程度の分量も見込める。
何より最大のメリットは、味に深みが増すこと、そう
『単品では満点でないような
何かを生かして何かを犠牲にしている特徴的な茶葉でも、
それらをブレンドすることで総合的に満点に近づける』
のである。
『ない部分を補うブレンド』
もちろん、その前に大切なコトを忘れてはいけない。
蒲南茶荘の味となりうる「特徴的な茶葉」を選定するコト。
そう、その作業がまさに"拝見"なのである。
ブレンドするモトとなる茶葉を選ぶこの作業、
間違いなく一番重要なのは言うまでもない。
熱湯を注ぎ、「茶葉の悪いところを見つけ出す」。
急須で飲むだけでは分からないような差異まで、
文字通り洗いざらし調べ上げ、
そして選び抜いているのだ。
補足)
蒲南茶荘では、静岡掛川/菊川産をメインに
数種類、多いものでは約10種類もの
茶葉をブレンドしている。
ちなみに、、、
拝見で茶葉を見極めるには、少なくとも10年くらいの
経験が必要と言われている。。。。
次
回
最
終
回。
#本日もとてもうれしい記事を発見☆
#いつも本当にありがとうございます♪
タグ:蒲南茶荘
いやはや、すばらしい……。
やはりプロフェッショナルですね。
敬服します。
最終回も楽しみにしています。
by みみちゃん (2008-03-17 00:24)
すごい~・・!
最終回が楽しみです!!^^*
by mami (2008-03-17 00:28)
同じ種類の茶葉でも、
毎年出来具合が違うから、
毎年同じブレンドで同じ味という訳にはいかないんですよね。
by sasasa (2008-03-17 00:35)
フムフム、そういう事だったのですね。納得です!そして、感動のフィナーレへ(^^♪
by いけ麺 (2008-03-17 00:38)
……凄いですね。
その『満点に近づける努力』に脱帽です。
by 摩亜 (2008-03-17 00:56)
「特徴的な茶葉」の選定には、長年の経験と技術(?)が必要なんですね。
すごい。奥が深いです。
ブレンドってそういうことなんだ。。
すごい!!
by ぴょん (2008-03-17 01:06)
お茶屋さんプレゼンのプロですねー☆
ぐんぐん引き込まれていきましたw
足りない部分をお互いに補って。。。
何だか人間の生き方と通じる感じがしますねー♪(^-^*)
by ako* (2008-03-17 01:55)
抹茶とかグリーンティーが好きです。
by 清澄白河 (2008-03-17 03:06)
おはようございます。
大分勉強になりました。
今度から視点を変えてお茶がいただけそうです!!
by BPノスタルジックカーショー (2008-03-17 05:13)
ブレンドする事の意味がとても分かりやすいです。
こうやって今にたどり着いて行くのか・・・って
最終回は次ですね。
by oko (2008-03-17 06:28)
素人でも採れたところが違うお茶は匂いが違うのが、何となく分かります^^
by Baldhead1010 (2008-03-17 06:50)
なるほど、年によって出来が違うと言われればその通りですね。その「誤差」のためのブレンドとは。勉強になりました。単にお茶っ葉を売っているだけではないのですね。
by sakamono (2008-03-17 07:05)
10種類もの茶葉のブレンドで仕上げているのですね。
by mochamama (2008-03-17 07:40)
なるほどぉ~
すごいなかなか奥が深いですねぇ
最終回も楽しみにしております(^^)
by いとお (2008-03-17 07:46)
気の遠くなる工程だな~
あてぇにはムリだ^^;
by Susanoo (2008-03-17 07:53)
職人って、やっぱりスゴイと思う。
昔からの憧れ、目指すところでもあります。
何で極めよう・・・ww
by 雀の涙 (2008-03-17 08:51)
丁寧な説明で分かりやすいです。
プロの仕事は凄いですね。
by sanjinsai (2008-03-17 11:16)
明日、仕事が休みなので、寄らせてもらいます。
by fullcon (2008-03-17 12:10)
拝見。・・・・・ たいへんな技だと思います。
でも人間て不思議なもので、出来るようになってしまうんですね。
(時間と脳のいい関係とでもいうんでしょうか。)
by セキグ (2008-03-17 12:27)
なるほど、なるほど。。
そこで、掛川とかに修行に行かれていたのですね。。
最終回の展開に期待!!
by いわもっち (2008-03-17 12:29)
( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・
蒲南茶荘さんのお茶じゃなきゃダメなのよぉ~
っていうところが分かってきました!!
最終回が待ち遠しい~。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。
by blume (2008-03-17 13:05)
なるほど。やはり奥が深いです。。。
10年の経験からスタートなんですよね;;;
こちらだと、お茶と言えば西尾みたいです。
by ゆっきぃ (2008-03-17 13:10)
面白いなーと思って読んでたら、もう最終回ですか?
でもお店のブログって、実業の裏打ちがある分、さすがに実が有りますね^^。
by bokkusu (2008-03-17 13:24)
お茶の知識が増えました。(^.^)
by SilverMac (2008-03-17 13:55)
こんにちわ^^♪
お茶は奥が深いですね~。たまにしか飲まないから
毎日飲んで味の奥深さを知りたくなりましたよ^^
興味深い記事でした(*´ェ`*)
今日rotanはまた記事UPしてます(〃▽〃)
by rotan (2008-03-17 14:35)
ここを訪問すると、緑茶のかおりがします。
by 赤と青 (2008-03-17 14:43)
お茶はやはり静岡掛川ですね。
美味しいお茶をいただく、こだわりの時間を
ちょっと持ってみたくなりました^^v
by miniyon (2008-03-17 15:20)
雪洞さんの所により道をしてきました。
繋がる~広がる~いい世界・・・守らなきゃ~
by 侘び助 (2008-03-17 15:43)
風邪で訪問をしばらくお休みしていたあいだに、
ディープな記事を書かれていたのですね☆
ますます、心してお茶を飲みたくなりました!
by Delica☆ (2008-03-17 15:48)
おお~いよいよ最終回だ~~!!(笑)
by johnny (2008-03-17 19:06)
お茶に対する思いが伝わってきます。
『ない部分を補うブレンド』
というのが良いですね。。
バスケの連携にもつながると思います。
その考え方、頂きです!
by 孤高のバスケットマン (2008-03-17 19:25)
はじめまして。
主人がお茶屋さんのブログをよく見ているので遊びにきました。
素敵なお写真とともに お茶のことがとても良く書かれていて
グイグイ引き込まれてしまいました。
久々に緑茶が飲みたくなりました。
また遊びにきますね。
リンク頂いていきます。
by せい (2008-03-17 19:26)
本当にお茶を美味しく思えるいい記事ですね。
お茶の葉の出来、不出来を歳で例えるのは、
まるで葡萄酒のようですね。
勉強になります。
by 僕 (2008-03-17 19:53)
実に大変な作業ですね。職人の粋を感じます。
by mcphoto (2008-03-17 19:53)
毎年出来が違う・・・
以前、農家の方のお話を聞いたときも、
『農業は(今年)失敗しても1年でリセットできる』
と聞いたことを思い出しました。
by HAL’S DADA (2008-03-17 21:25)
なるほど、こういうご苦労があってはじめて美味しいお茶が飲めるのですね
by tm-photo (2008-03-17 22:08)
多いもので10種類もブレンドするんですか~。へぇー
次回が最終回ですか。
楽しみにしてますね!
by poko (2008-03-17 22:40)
ほえ~。出来は、いつも同じだと思ってました。
でも、言われてみれば確かにそうですよね~。
by Ranran (2008-03-17 22:45)
初めまして。nice!ありがとうございました!
お茶ってホントに深いですね~。勉強になります。
でも最近、消化器系の調子が悪くてほうじ茶ばかり飲んでます。
by ミスター・ピッチサイド (2008-03-17 22:49)
同じお茶には毎年、巡り会えるわけではないんですね。
確かに考えてみれば当たり前のことですけど、
知らないことでした!(>_<)
by こりこ (2008-03-17 22:58)
勉強になるね(^^)
by (。・_・。)2k (2008-03-17 23:16)
拝見って、重要なことしてたんですね。
でも、それで、見抜けるってのわ、
やっぱり、プロの技なのでしょうね。。。
by mieppi (2008-03-17 23:29)
ほんとに奥が深いですねー
by miku (2008-03-18 00:02)
ブレンドに対する考え方はスコッチウイスキーのそれと同じですね
by タン・ロン (2008-03-18 00:11)
人間同士のつきあいもブレンドが大事かもね・・・。^^
by nomusan (2008-03-18 00:53)
おはようございます。
こんなに深いものとは思わずに毎日お茶のみしてます。
それにしても、このシリーズは見ごたえがありますね。
by sira (2008-03-18 07:30)
お茶屋さんの説明、すんごくわかりやすいなあ。
それぞれの茶葉の長所を見極めて、ブレンドしてるんですね。
最終回はどんなおはなしかしら(◕ฺ‿◕ฺ✿ฺ)
by Riyo-Lyon (2008-03-19 00:58)
いよいよお客様に提供するお茶作り!
お茶店としての手腕が問われる工程に突入!
お茶も、こうやって話を聞くと奥が深いですね。(^_-)
by ちか (2008-03-21 11:55)