常識破りの茶葉を扱う [蒲南茶荘.history]
その後を継いだのが私の祖父
二代目の鈴木弘。
いまでこそ
甘みが強く煎がきき
渋味がきつくない「深蒸し茶」は
関東を初め全国的にその知名度が高いですが
実は当時は
「何煎も飲める茶葉は
業界の流通量に影響を与える。
さらに粉っぽいから見ためが悪い。」
と懸念されていました。
その時代にあって 二代目は
「見ためがきれいな茶がよいという常識を破って
飲みもの本来の味の良さだけを追求して作られたのが
〈深蒸し茶〉だ」
と主張しました。
初代の築いた確かな地盤をもとに
「茶問屋」として商いを拡大する中で
東京都茶問屋協同組合五代目理事長にも就任
「深蒸し茶」の普及・消費拡大に力を尽くしました。
その思いが実り
後に「山本山」をはじめ
東京都の茶小売店や主に関東南部を中心に
茶の卸業を拡大しました。
(つづく)
前記事と、この記事と、とても興味深く読みました。
by sakamono (2015-03-12 22:49)
歴史を受け取り、つなげていく…
いつまでも続いてほしいですねぇ。
by werewolf (2015-03-12 23:37)
深蒸し茶の魅力、お茶屋さんのお茶を飲んで初めて知りました。
by みち (2015-03-12 23:41)
写真が凄くて、芳香が届きそうなくらい。
by ぽりぽり (2015-03-12 23:42)
お早うございます。
二代目さまは「深蒸し茶」の普及・消費拡大にご尽力なさったんですね !
by yakko (2015-03-13 09:50)
こんにちは^^
深蒸し茶は確かに味が濃いですね。
by mimimomo (2015-03-13 11:49)
こんばんは!!
前記事から、お茶屋さんの歴代の方の業績など、読ませて頂き脈々と続く深い歴史があるのだと知りました・・・NHKのファミリーヒストリーの様な感銘を受けました。和さんの此れからの役割も期待されますね・・・頑張って下さいネ。
by ちゃーちゃん (2015-03-17 23:08)