「放棄茶畑分譲プロジェクト」はじまります [淹れよう日本茶プロジェクト]
「放棄茶畑」
そんな言葉を
昨今の茶業界では
耳にすることが
とても多い。
そのため昨年から
静岡のある茶畑を
視察し
「あるプロジェクト」
をしたためて
おりました。
@google earthより
文字通り
放棄された茶畑
放置された茶畑
であり
畑の持ち主が
畑を手放し
管理されなくなった
茶畑のこと。
茶畑を手放す理由は
全盛期を過ぎた茶樹を諦めたり
農家の継ぎ手不足はもちろん
茶単価の低迷など
多岐にわたる。
いずれにせよ
この放棄された茶畑
放置しているだけなので
一見問題ないようにも見えるが
実はそうでもない。
それは畑の「所有」の仕方にも
一因があると考えられるのだが
広大な土地(茶畑)に対してを
「一人」が占有する
というよりは
「区画」に分けて「複数の人」が所有する
そんな風に管理されてるという。
そう
この放棄茶畑の最大の問題は
放置化されて荒れた茶畑が
すぐ隣の健全な茶畑にまで
多大なる悪影響を及ぼしている
ということ。
害虫の住処であったり
時にはイノシシの住処にも。
その現場では
美味しいお茶を作ろうと
日々努力を重ねる農家からは
まさに悲鳴が上がっている。
綺麗に手入れさた茶畑の
まさにすぐ隣の茶畑が
荒れ果てているあの光景。
ただただ
驚くばかりでした。
そして同時に
もっと大きな目線で見れば
あの美しい茶畑が織りなす景観は
失われてはいけない
そういうことだと。
この問題
静岡 製茶茶問屋の若社長と
心意気のある農家が手を組み
「淹れよう日本茶プロジェクト」に提案
水面下で準備を進めておりました。
具体的には
放棄茶畑の整備費用をクラウドファンディングで出資を募り
一坪ごとに売り出すという
「放棄茶畑の分譲サービス」。
出資いただいた方には
「茶畑を所有(実際の権利は発生しない)」して頂き
放棄茶畑を整備
そこで新茶時期に自分の茶畑から収穫した
「自分の畑のお茶(自分の名前入り)」をお届けし
自宅で 「急須で淹れる美味しい日本茶」体験ができる。
同時に「土地を所有する」ことから離れている
都市部マンションなどに在住の方にとっては
その喜びも味わうことができる。
クラウドファンディングを利用することで
「放棄茶畑の問題」
「急須で淹れる日 本茶文化の低迷」
一人でも多くの方に認知いただくと同時に
この社会問題に対して共感&解決に
手助け頂ける方を募りたいと考えました。
11/15(水) 19:00〜
いよいよ分譲開始。
母方の両親が住んでいた家の周りは田んぼ畑なんですが、
十年程前行った時には荒れ放題で残念に思ったことがありました。
その数年後には若い方が移住して、活気が戻っていて安心しました。
お茶畑も深刻な問題ですね。
プロジェクトが成功するように祈っています。
by みち (2017-11-11 21:12)
動きだしましたね。
お茶は健康にもいいと言うデータもありますし、
どれだけ多くの人に伝えられるかがポイントでしょうか。
プロジェクトが成功するといいですね♪
by werewolf (2017-11-11 23:06)
経済効果ばかり喧伝される現代の縮図を見る思いです。
どんどん宣伝して成功しますように。
by 斗夢 (2017-11-12 06:38)
こんにちは^^
お茶に限らず少子高齢化による色んな歪が出ていますね。
若かったら茶畑も良いけれど、もう今更無理だわね。あの世が近すぎる。
いろんな方に知れ渡り、沢山の人が出資されると良いですね。ご成功を祈っています。
by mimimomo (2017-11-14 10:49)
こういう取り組みいいですね。
荒れた土地は野生動物が出てきちゃって
結果的に人間にも動物にも良くない。
無駄な殺生はしたくないですもん。
by リュカ (2017-11-15 09:49)
如何ですか? 上手くオーナーさんは集まってますか?
by mimimomo (2017-11-30 12:47)
のどかに見える茶畑にもこんな問題が起こるんですね!
そしてそれを救うのがクラウドファンディング!
時代だなーと思いました^^
by じゅんぺい (2017-11-30 12:48)