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「急須くん急須」のキセキ [淹れよう日本茶プロジェクト]

もとを正せば
急須ではなく
そのボールが
真ん中に
あったんです


ball.jpg



広告業界きってのカリスマ
ジオメトリーグローバル 三寺雅人氏とは
地元で同じボールを追いかける
バスケのチームメイト



BLOG表紙_201602.jpg




そんな同氏と
ひょんなことから
日本茶の話題を
そして急須の話題を
重ねるごとに




160510_flyer-1.jpg



そして
衝撃のビジュアルから始まった
「淹れよう日本茶プロジェクト」


ポスターD.jpg

ポスターC.jpg

ポスターB.jpg





その後 まもなく「急須くん」が
この世に誕生します









その勢いそのままに
「急須くん急須」の
制作が始まったのは
至極自然な流れでした




もちろん
ここから始まる生みの苦しみを
誰も知るよしは
ありませんでしたが





もともとは静岡に在するプロジェクトメンバーから
「小学校の卒業式で
 この急須くん急須を
 ぜひプレゼント(寄付)したい」
そんな声から始まりました


DSC02444のコピー.jpg




そもそも「急須くん」は
クレイアニメーションからも分かる通り
「粘土」でできてまして

そして「急須」も
「土」で作りますので
まぁそんなに
大変でもないだろうと




少し軽い気持ちも
あったかもしれないんです


同じ「土」だし
粘土で作ったモデルもあるし
簡単にできるんじゃないかって
そんなに大変では
ないんじゃないかって




BLOG表紙_201606.jpg




すぐに
「急須くん急須」の制作
始まりました


急須の制作において
「手作り急須(ろくろで手びき)」と
「鋳込み急須(型物)」
大きく分けて2パターン


今回は学校への寄付が1000個近いこと
また今後 価格的なことを想定し
コストを抑えられる「鋳込み急須」を選択





間も無く大まかな型が決まり
細かな修正へと進む中で
思ったよりも大きな問題となったのが
「目の絵付け」
これが困難を極めることに



急須くんいろいろ.jpg





焼くことで
色が変わってしまったり
大きさも変わってしまったりと
四苦八苦



並行して
「これまでにないような
 おしゃれなパッケージ」
を実現すべく
従来では強度的にも
その安全性からも
検討すらされたことのなかった
「窓枠付きの急須箱」
を制作開始



何社にも見積もりを取りながら
ダンボールの強度を確かめながら
穴を開ける位置を
試行錯誤



ダンボール.jpg







そして ようやく仕上がってきた
「急須くん急須」
パッケージに詰める段階で
まさか致命的な
欠陥が




箱.jpg








それは「急須くん急須」の
「口部分(=注ぎ口)」

オリジナルのそれを再現することで
「鼻(=急須の口)の角度」が
通常のそれと比べると
かなり鋭角になっており
それにより
「湯切れが悪い(ポタポタ垂れる)」
といった問題が




急須くん口.jpg




そこから再び
急須の口の角度を変えたりと
試行錯誤を重ねるも
大元の型を変えることができないため
もはや どうしよも ありませんでした


デザイン的に
これは無理なのかもしれない
そう
あきらめかけた時のこと


その気づきを
教えてくれたのは
店頭のお客さまでした




「これ、なんのためにあるの?」



キャップ.jpg




それは
急須の口先についている
「ゴムチューブ」
主に「輸送中に割れないため」の
保護的な役割を果たすもの




通常これは
その素材的に ニオイがすることもあり
使用時は取り外すことを勧めております



しかしながら
この「ゴムチューブ」
保護以外にも
実はちょっとした
いいことがありまして


それはいわゆる
急須の口先から発生する
「湯切れの悪さ」
「湯だれ」
を抑止してくれる
ということ



急須はその構造上
どうしてもお茶を注ぐ際に
またお茶を注いだ後に
口先から湯が垂れたり
本体に伝ってしまうことが
あります



それを防ぐことができるのが
この口先につける「ゴムチューブ」



しかしながら
保護用のそれは
材質的に通常使用を
オススメできるものではない









ならば
こうすれば
どうだろう







今回の「急須くん」に関しても
パッケージに窓枠があることからも
保護を兼ねて必須と考えてたが
このチューブを
「特殊なもの」
に変えれば
良いのではないかと




急須くん3.jpg




それは
 材質:シリコンゴム
    (厚生省告示第434号規格試験合格)
要するに
「哺乳瓶の口に使用されるシリコンゴム」
にして 無害なもの





もともと急須の口先は
割れやすく
また欠けてると
それは子供にとっては
危ない箇所


急須くん.jpg



ならば口先に
「シリコンゴムのチューブ」
を装着
輸送時には割れないように
そしてそのまま付けたままに
使用時にも割れないように
さらに湯だれしないように





それは
子供が安全に使えて
湯ぎれるようにと
そんな思いを込めて




お子様が使うことを
一番に考えれば
必然の結果だったのかも
しれません



急須くん2.jpg


もしかしたら
この先
「急須くん急須」
は進化するかもしれません

なぜなら
まだまだ改良される余地を
残してますので



でもいま現在
これがベストだと信じて





全ては日本茶を淹れるために
その未来のために



いつの日か
「急須くん急須」が
みんなの真ん中にある日を
願って





急須くんと箱.jpg












「急須くん急須」
発売開始。









急須くんロゴあり.jpg


急須くんの表情.jpg


パッケージ.jpg


網.jpg


急須くんいろんな角度.jpg


【急須くん[2600円(税別)]】
 ■Sizes
  本体:直径95mm×高さ73mm[柄の直径(最大)32mm×長さ58mm]
  蓋:直径78mm×高さ28mm[つまみの直径13mm×高さ16mm]
   *直径は最大部分
 ■Weight
  本体:200g
  蓋:41g
 ■Color
  本体/蓋:朱泥
 ■Specifications
  容量:約350cc
   *使用時は6-7割程度[240cc]を推奨(2〜3人分)
 ■Material
  本体/蓋:朱泥[日本製]
  アミ:ステンレス[日本製]
  ハイティーキャップ:シリコン[日本製]
 ■Manufacturer
  常滑[日本]
 ■Package Size
  箱:縦125mm×横140mm×高さ110mm
 ■シール
  目玉シール(5組10個)/1枚
 ■案内チラシ
  B6/1枚





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「放棄茶畑分譲プロジェクト」はじまります [淹れよう日本茶プロジェクト]


「放棄茶畑」


そんな言葉を
昨今の茶業界では
耳にすることが
とても多い。


IMG_1926のコピー.jpg



そのため昨年から
静岡のある茶畑を
視察し
「あるプロジェクト」
をしたためて
おりました。


茶畑のコピー.jpg
@google earthより





文字通り
 放棄された茶畑
 放置された茶畑
であり
畑の持ち主が
畑を手放し
管理されなくなった
茶畑のこと。



茶畑を手放す理由は
全盛期を過ぎた茶樹を諦めたり
農家の継ぎ手不足はもちろん
茶単価の低迷など
多岐にわたる。


DSC02949のコピー.jpg




いずれにせよ
この放棄された茶畑
放置しているだけなので
一見問題ないようにも見えるが
実はそうでもない。


それは畑の「所有」の仕方にも
一因があると考えられるのだが
広大な土地(茶畑)に対してを
 「一人」が占有する
というよりは
 「区画」に分けて「複数の人」が所有する
そんな風に管理されてるという。




IMG_1666のコピー.jpg




そう
この放棄茶畑の最大の問題は
放置化されて荒れた茶畑が
すぐ隣の健全な茶畑にまで
多大なる悪影響を及ぼしている
ということ。



IMG_1670のコピー.jpg


害虫の住処であったり
時にはイノシシの住処にも。


その現場では
美味しいお茶を作ろうと
日々努力を重ねる農家からは
まさに悲鳴が上がっている。



IMG_2005のコピー.jpg




綺麗に手入れさた茶畑の
まさにすぐ隣の茶畑が
荒れ果てているあの光景。


ただただ
驚くばかりでした。




そして同時に
もっと大きな目線で見れば
あの美しい茶畑が織りなす景観は
失われてはいけない
そういうことだと。




IMG_1963のコピー.jpg


IMG_1976のコピー.jpg











この問題
静岡 製茶茶問屋の若社長と
心意気のある農家が手を組み
「淹れよう日本茶プロジェクト」に提案
水面下で準備を進めておりました。





IMG_2056のコピー.jpg







具体的には
放棄茶畑の整備費用をクラウドファンディングで出資を募り
一坪ごとに売り出すという
「放棄茶畑の分譲サービス」。





出資いただいた方には
「茶畑を所有(実際の権利は発生しない)」して頂き
放棄茶畑を整備
そこで新茶時期に自分の茶畑から収穫した
「自分の畑のお茶(自分の名前入り)」をお届けし
自宅で 「急須で淹れる美味しい日本茶」体験ができる。
同時に「土地を所有する」ことから離れている
都市部マンションなどに在住の方にとっては
その喜びも味わうことができる。



suzukiのコピー.jpg





クラウドファンディングを利用することで
  「放棄茶畑の問題」
  「急須で淹れる日 本茶文化の低迷」
一人でも多くの方に認知いただくと同時に
この社会問題に対して共感&解決に
手助け頂ける方を募りたいと考えました。





chabatake_logo.png








11/15(水) 19:00〜
いよいよ分譲開始。


houkichabatake.jpg








web用[welcomecha]PR用チラシ_201609_表.jpg




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「放棄茶園」または「放置茶園」とは [淹れよう日本茶プロジェクト]



「放棄茶園」

「放置茶園」


そんな言葉を
昨今の茶業界では
耳にすることが
とても多い。


IMG_1926のコピー.jpg



そのため先日
静岡のある茶畑を
視察してまいりました。


茶畑のコピー.jpg
@google earthより





文字通り
 放棄された茶園
 放置された茶園
であり
畑の持ち主が
茶畑を手放し
管理されなくなった
茶園のこと。



茶園を手放す理由は
全盛期を過ぎた茶樹を諦めたり
農家の継ぎ手不足はもちろん
茶単価の低迷など
多岐にわたる。


DSC02949のコピー.jpg




いずれにせよ
この放棄された茶園
放置しているだけなので
一見問題ないようにも見えるが
実はそうでもない。


それは畑の「所有」の仕方にも
一因があると考えられるのだが
広大な土地(茶畑)に対してを
 「一人」が占有する
というよりは
 「区画」に分けて「複数の人」が所有する
そんな風に管理されてるという。




IMG_1666のコピー.jpg




そう
この放置茶園の最大の問題は
放置化されて荒れた茶畑が
すぐ隣の健全な茶畑にまで
多大なる悪影響を及ぼしている
ということ。



IMG_1670のコピー.jpg


害虫の住処であったり
時にはイノシシの住処にも。


その現場では
美味しいお茶を作ろうと
日々努力を重ねる農家からは
まさに悲鳴が上がっている。



IMG_2005のコピー.jpg




綺麗に手入れさた茶畑の
まさにすぐ隣の茶畑が
荒れ果てているあの光景。


ただただ
驚くばかりでした。




そして同時に
もっと大きな目線で見れば
あの美しい茶畑が織りなす景観は
失われてはいけない
そういうことだと。




IMG_1963のコピー.jpg


IMG_1976のコピー.jpg











この問題
静岡 製茶茶問屋の若社長と
心意気のある農家が手を組み
「淹れよう日本茶プロジェクト」に
提案してくれました。



IMG_2056のコピー.jpg




今後の展開
ご期待ください。


web用[welcomecha]PR用チラシ_201609_表.jpg






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六本木茶の間@東京ハーベスト [淹れよう日本茶プロジェクト]


11/13(日)15:00〜15:30
六本木ヒルズアリーナの
メインステージにて。


六本木ちゃ.jpg


東京ハーベスト」に
淹れよう日本茶プロジェクト」として
参加させて頂きました。



予定通り、このような流れで。

 ●日本茶インストラクターによる急須パフォーマンス
 ●急須で淹れた日本茶 無料サービス
 ●「茶畑巡り」と題した茶葉体験&無料サンプル配布(4産地予定)
  *お子様連れのお客様 先着50名へ急須プレゼント!




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IMG_1450のコピー.jpg





なお
本イベント用に製作した
急須くん」のチラシとシール。


DSC02444のコピー.jpg


若干数ではありますが
蒲南茶荘にもございますので
ご希望あらば
お申し付け下さい。




急須くんチラシのコピー.jpg







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「淹れよう日本茶プロジェクト」を立ち上げて頂いたジオメトリーグローバル 三寺雅人氏のご厚意にて実現して本企画、この場を借りて御礼申し上げます。





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六本木茶の間 [淹れよう日本茶プロジェクト]


ここのところ
更新が滞っており
大変失礼いたしました。


実は
かねてよりご紹介の
「淹れよう日本茶プロジェクト」。


web用[welcomecha]PR用チラシ_201609_表.jpg




こちらが手がける
イベントが
下記要綱の通り
ございまして。




10003158_497458250459604_4975483258232039560_n.jpg


2016/11/13(日)@六本木ヒルズアリーナ 15:00〜15:30

http://www.tokyoharvest.com/program2016#farm






30分という短い時間ではありますが

●日本茶インストラクターによる急須パフォーマンス

●急須で淹れた日本茶 無料サービス

●「茶畑巡り」と題した茶葉体験&無料サンプル配布(4産地予定)
 *お子様連れのお客様 先着50名へ急須プレゼント!

といった塩梅で
ステージ上にて
パフォーマンス予定です。






なお当日は
小生 似合わずとも
マイクを持ってたりしますので
お近くお立ち寄りの際には
ぜひご笑覧頂ければ
幸いです。



六本木ちゃ.jpg



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ばんじきゅうす [淹れよう日本茶プロジェクト]

先日もご紹介させていただきましたが
よろしければ何度でも
見てやってくださいませ。









淹れよう日本茶プロジェクト


160510_flyer-1.jpg






日本茶を淹れるという
その文化を
この先も 
絶対に無くさないために。






IMG_1025のコピー.jpg

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【淹れよう日本茶プロジェクト】万事急須 [淹れよう日本茶プロジェクト]

大変ながらく
お待たせしました。


いよいよ
本プロジェクト
始まります。




淹れよう日本茶プロジェクト


160510_flyer-1.jpg








まずはこちら
ぜひご家族皆さまで
ご覧ください。










今後とも
ぜひご期待
いただきたく
同時に
一人でも多くの方に
この想いが
届きますようにと。





BLOG表紙_201606.jpg




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淹れよう日本茶プロジェクト [淹れよう日本茶プロジェクト]


ここまでくるのに
長い道のりでした。


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3-18-fd952.jpg




そしてようやく
始まります。



淹れよう日本茶プロジェクト


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*現在、先行してWEBサイト公開中。





近日 本動画、公開予定。




どうぞ
ご期待ください。






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その「便利」とは、対極にあるもの。 [淹れよう日本茶プロジェクト]



「どうしてお家でお茶を飲んだあと
 "ふぅー"って深呼吸するの?」





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普段 見過ごしてしまうような
もしかすると気にもしないような
そんなコトを気付かせてくれたのは
店頭にて とあるお子様の
一言。





もしかすると大切なことが
その「"ふぅー"」には
つまっているのかもしれません。






asdjkljfdasklj.jpg






時代の流れとともに
「便利」な世の中になったのは
紛れもない事実。



この業界に目を向ければ
ペットボトルでいただくそれは
まさにその「便利」を追い求めた末の
カタチと言えましょう。



ただその「便利」を追い求め続けることに
どれだけの価値があるのか。




ポスターD.jpg





急須で淹れるお茶は
まさにその「便利」とは
対極にあるものかもしれません。




「便利」を追い求め続けたことで
失われたであろう
そのプロセス。







そのプロセスが
そしてその一杯が
"ふぅー"につながるのならば。







BLOG表紙_201602.jpg






「淹れよう日本茶プロジェクト」
Webサイト、近日公開予定。




ご期待ください。






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月刊蒲南茶 2016年2月号 [淹れよう日本茶プロジェクト]

かねてからご紹介していた
プロジェクト。





いよいよ
少しずつではありますが
始動致しました。






ポスターA.jpg





細かいことは
追ってまた
お伝えさせて
頂きます。



ポスターD.jpg



ポスターC.jpg



ポスターB.jpg



ご期待ください。



BLOG表紙_201602.jpg
左から
ジオメトリーグリーバル/コピーライター:小林諒
ジオメトリーグローバル/ヘッドオブクリエイティブ:三寺雅人
蒲南茶荘:鈴木和貴




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